教育 × 市民参加 × ファシリテーション

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    「コミュニティ・スクールの運営マニュアルを作る」という研究会に参加しています。日本学術振興会の科研費を頂いた研究の一環です。今年の3月までに何とか成果を出していかなければなりません。

     

    昨日は、東京八重洲の会議室で、そのミーティングの日でした。研究会が始まって半分が経過したことになります。

    学会発表の内容に関しての討論の後、マニュアルのアウトラインの話になりました。

     

    手分けしての文献調査&報告・コミュニティ・スクールへの調査・報告、討論を経て、今回やっと具体的な内容には入れたという感じです。

    ほとんどが仕事をもちながらの参加で忙しく、参加メンバーも当初より激減しましたが、何とかゴールが見えてきたかな、という感じです。

     

    私は、教育というより、住民協働の手法に興味があり参加しました。

    案の定、調査が進み、見えてきたのは、プロセスも主体的に動く人の属性も千差万別ということ。ひとつの「やり方」には収まりません。

    多様な背景と考えをもつ人間が集まり、ひとつのことを成すことは、とても難しい。

    しかし、同時に、どの事例でも核になる人間の熱量は確実に全体に影響している点は共通しています。また、「上手くいかない」ポイント、「上手くいく」ポイントは、共通するものがあるように思います。

     

    私は、あらゆる分野、あらゆる目的でファシリテーションが有効とは全く考えていませんが、このテーマの中では、ファシリテーションもきっと有効なはず。

    押しつけがましくなく、自由と秩序のバランスを探りながら、子どもたちへの教育を地域も参加してより良くするという目的に向かって運営されるように、各プロセス毎に「対話」の留意点を提示出来たら良いと考えています。

     

    内容固めのためのミーティングもあと数回。段々と成果物のイメージも出来てきました。

    少しワクワク感が高まったミーティングでした。日程的には、少し焦らなければいけませんが。

     

     

    後閑徹

     

    文科省 コミュニティ・スクール 地域とともにある学校づくりのために

     

     


     


    8月配信記事 「働き方改革」夏の思い出を職場で話す効用 後閑徹

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      8月29日配信記事

       

      よくセミナーや研修で話をしている内容を書きました。

      実際には、いくつかの問いかけをしながらこの記事に書いている内容を受講生の皆さんに発見・気づいてしてもらいます。

       

      この記事を書いた翌日に、yahooニュースで、リクルートのグループ会社が、3日間に亘り部下の子どもの世話をさせるという記事が出ましたが、私が書いた記事と同じ観点からの取り組みです。

       

       

      シェアーズカフェ・オンライン 「働き方改革」夏の思い出を職場で話す効用

       

      livedoor ニュース BLOGOS もっと職場に私生活の話題をとのキャッチで 

      (2日間経済カテゴリーでランキング5位前後を行き来していました)

       

      ※今回より、原稿が掲載された時、各ページでいくらかのコメント共にお知らせします。

       

       

      後閑徹

       


       


      巧言令色鮮仁(こうげんれいしょくすくなしじん)

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        先日、三重県の津に仕事で二泊しました。

        法律を学んだ者であれば知らぬ者はいない津地鎮祭事件が起きた津市です。

        ホテルから眺める津は、広々とした海と小高い丘のような山がある、とても穏やかな街でした。

          

         

        ホテルで、遠い昔、懸命に勉強していた時期を思い出しました。

        当時、いくつかの有名な憲法判例が出されました。そこで、伊藤正己最高裁判事のことを思い出し、書いたのが、先日多くの媒体から配信頂いたこの記事「有給休暇の取得を邪魔するモノは、みんなの心の中にある」yahoo!ニュースです。

         

        君子和而不同

        小人同而不和

         

        教養(徳)の高いものは協調するが同調はしない

        教養(徳)の低いものは同調するが協調はしない

         

        この中から和而不同をとって、伊藤正己最高裁判事は座右の銘とされていました。

         

        人間の本質を見抜いた言葉は、経年劣化せずにいつまでも残ります。

         

        同じ論語から、

         

        巧言令色鮮仁 (こうげんれいしょくすくなしじん)

         

        口先だけのお世辞を言い、媚びへつらう者には人間として大切なもの・仁がないものだ。

         

        私の周りには何人かこういう人間が居ましたが、彼らを見るたびにこの言葉を心の中で呟いていました。

         

        どこ(誰)を見て、何を成し遂げようとするのか。

        生きることの美しさをどう捉えるのか。

        「私」というかけがえのない存在に価値をおけない人間に、他人を尊重することができるのか。

         

        この言葉は、多くの示唆を与えてくれます。

         

         

        移動の新幹線や出張先のホテルで仕事をしたり本を読んだりしながら、もの思いにふける時間がこれから増えることになります。

        人生の中で久しぶりに訪れる思索の時期なのかもしれません。もちろん、実績を作りながらですが。

         

        出来うる限り、その思索の過程や結果を残していくつもりです。

         

        後閑徹

         

         

         


         

         

         

         

         

         


        【インタビュー:事例紹介】 職場の男女格差 / 仕事以外に生きがいを探す

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          働く女性の実態を知るために、数多くの女性のインタビューをしてきました。
          課題の本質は数字(定量的データ)のみに現れるのではなく、個別の事例を掘り下げることによって見えてくるものもあります(定量的データを否定するものではありません)。

          資料としては少し古くなりましたが問題の本質は変わらないであろう事例をここに掲載します。
          インタビュイーの声を、多くの働く方に知ってもらいたいと思います。


          まずはインタビュイーに心を寄せて読んでいただけますようお願いします。

           

           

          インタビュー時期:2014年
          インタビュイー:29歳 金融系 (未婚)
          ※なお、以下はインタビューを元に本人語りの形式に加工。プライバシー保護の観点から本人の了解の元、細部を一部加工しているが、語った言葉・内容は変更を加えていない。

           

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          英語が好きで高校時代イギリスに1年間語学留学をする。そこで初めて難民の存在を目の当たりにし、将来は国際連合やNGOで働くことを考えた。同時に海外に出て、自分が日本のことをあまりにも知らないことに愕然とした。海外に出るには、日本人としてのアイデンティティを確立する必要性があると思った。それまでは海外の大学に行こうと漠然と考えていたが、考え方が変わった。結局、都心にある大学の国際関係の学部に進学した。英語と国際政治・経済を勉強することが将来に必ず役立つと考えたからだ。

           

          大学生活は楽しかった。しかし、お洒落な友達と楽しく快適な大学生活を送るうちに、留学先で抱いた情熱が薄れていくのを感じた。自分の収入を犠牲にしてまで、難民支援の最前線に立ったり、生活困窮者に支援をしたりすることができるだろうか。たぶん、無理だ。自分の生活の質を落としてまで難民支援をする姿をどうしても想像できなかった。

           

          そうこうするうちに、就職時期が到来した。就職は、接客が好きということと英語を生かせるかもしれないということでホテル業界にしようか、金融にしようか、迷っているうちに現在の金融系機関の一般職で内定が出た。世間的にも通りは良いし、福利厚生もしっかりしている。勉強してきたことも生かせるかもしれない。だが、今となっては、転勤をしたくないという安易な考えだけで一般職を選択したことを少しだけ後悔している。そして、今の会社に入ったことも。

           

          22歳で就職。同期は2000人弱。英語力をかわれたのか、最初から本社勤務で国際業務に配属された。オペレーションは単純作業だったが、業務を覚えるのに必死だった。3年後、同部の営業アシスタント・営業管理に配転され、現在まで続いている。好きで得意な英語を使い、直接海外の担当者と交渉することもある。同期の支店の話を聞くと自分はまだ恵まれていると思う。支店では、窓口に座るだけでなく、外回りもし、人員削減の中で業務だけで手いっぱいなのに数字に縛られる。やることずくめで日常業務を回すだけで手一杯なのに口座数を上げるのは大変だ。同期の愚痴を聞くたびに、自分はまだ恵まれているのだ、と思い込もうとした。

           

          4年目で昇進希望者への面談に応募した。エリア総合職(転勤なし)になるためにはまず、昇進しなければならない。同期の一般職男性はすんなり進んでいく。いや、むしろ男性は総合職に転換するよう勧められていく。しかし、女性はそうはいかない。面接官の男性から、「すぐに役席になってチームを引っ張る覚悟はあるか」、「結婚、出産してもバリバリと働いて、上を目指すつもりがないなら無理だ」等と言われた。女性の結婚・出産には配慮をしないと言外に滲ませているように私には感じられた。そんな質問を受けるうちに気持ちが萎えていくのが自分でもわかった。マネジメントに興味はない。そもそもエリア総合職は、総合職として専門的な仕事ができるという趣旨だったはずだ。面接途中からは、適当な答えでお茶を濁した。

           

          この頃、この組織にいても自分に未来はないと確信した。自分が求めているのは、自分の能力を生かせる機会だ。それがないし、与えられない。仕事にプライドや遣り甲斐を感じている女性もいるだろうが、いろいろな制約もあり、辛さを感じている女性も多いと思う。自分も、会社は自分たち女性をパートに毛が生えた程度にしか考えていないのではないか、と感じることがある。

           

          30歳を前に、先のことを考え始めた。そういえば、最近、社内広報で人事部が「育児休暇取得しました」という記事を書いていた。業務が多く、細分化されすぎて自分の置かれている環境とは違うだろう。自分のロールモデルにはならない。こういう記事を読んでも、自分とは遠いところで何かやっているな、という感じしかしない。様々な制度は充実しているし、配慮はしてくれる会社だとも思う。しかし、「制度は作ったけど実際に両立をするのは難しいよね」、という感じではないか。現実に、結婚・出産をして昇進していく女性はごく稀にしかいない。自分の周りには全くいない。そういえば、こんなことがあった。

           

          同じ部の先輩が、結婚の報告に行った。すると課長が、「おめでとう」も言わずに、開口一番、「で、辞めるの?辞めないの?妊娠はしているの?」と聞いてきたそうだ。先輩はあきれ果てて泣くこともできない、と言った。

           

          また、以前から育児休暇に入る予定の先輩が居たところ、思わぬ妊娠で別の既婚女性も産時有給休暇をとることになった。確かに、一人でも長期に休まれると仕事が回らない。それが二人となると人員の補充でも大変だ。だが、こればかりは授かりもので、仕方ないことだろう。その話を係長に言いに行ったところ「いやー、まいったね」と言われ、頭を抱えられたそうだ。同期は、妊娠して何だか後ろめたい気持ちになったと言っていた。こういう話は女性の間ですぐに回る。そんな話はいくらでもある。

           

          自分の10年後、20年後がどうなっているか、容易に想像できる。このままここに居れば、何も変わらず20年後も同じような仕事をしているだろう。何とか今の仕事が続いているのは、英語が使えるから、そして世間的には大企業として名前が通っているからという二点にすぎない。

           

          最近、以前にマドリードで観たフラメンコを習い始めた。まだ始めたばかりだが、一歩一歩着実にステップアップしていきたい。踊っているときは自然と何もかも忘れる。自分には欠かせないひと時だ。また、同時通訳の学校にも通っている。やはり自分が好きなのは英語だ。それで食べていけたら良いと思う。残業もあって大変だが、学ぶことは面白い。自分のもっている知識・教養をフルに使う充実感もある。これで食べていけるように頑張ろうと思っている。

           

          友達も結婚し始めた。自分もそろそろ結婚したいと考えている。周りは年配の男性ばかりで出会いがない。しかし、大企業だけあって、福利厚生はかなり良い。本音は、結婚・出産し、とれるだけ育児休暇をとり、その間に英語の能力を磨き、能力に自信がついたら退職。そして、子育てしながら翻訳や通訳の仕事をするのが理想だ。

           

           

          end

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          【インタビュー:事例紹介】 待機児童/職場復帰の不安

           

           



           


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