参加ではなく「参画」を!/ 思考の多様性の観点から

先日、ワークショップ・デザインをされた方達からお誘いを受けてリハーサルに参加しました。テーマは「思考の多様性」。

ここで内容を詳しく説明はしませんが、参加して今更ながら実感したことが2つあります。それは、“想(思考の起点)・フレームが各人で全く異なること、∋弭佑痢屮廛蹈札后廚魘νすることの重要性、です。

“想(思考の起点)・フレームが各人で全く異なることについて
その場でもお話させて頂いたことですが、思考の起点とその後の展開(プロセス)には各人のこれまでの経験や形成してきた価値観が如実に反映され、それぞれ大きく異なりました。新たなモノを生み出す際、自分の重要な価値観からダイレクトに考え始める参加者もいれば、与えられた枠を手掛かりに進める者、手がかりを得た後に価値観を反映させる者、連想・想像を積み重ねる者etc.実に様々です。そして、その起点が異なれば自ずとプロセスも変わってくる。それは、あたかも異なる登山口から登って同じ頂上で落ち合うかのような驚きでした。まさに、「え?そんなルートを通ってきたの?」という感じです。

∋弭佑痢屮廛蹈札后廚魘νすることの重要性について
他チームの出した思考の結果(outcome)のみを観ても何のことやらわからない、あるいは浅い理解しかありませんでした。その後、そのoutcomeに次の作業をのせていくのですが全く広がらない。
一方、ともに思考のプロセスを共有してきた元々のメンバーのoutcomeをベースにした場合は、その「先」への飛躍が感じられました。これは、プロセスを共有する過程でその根っこに当たる部分を共に考えてきたからでしょう。思考の広がりと飛躍は、結果のみを共有してきた場合とは比べものにならない程に明白でした。



さて、我々がチームで課題に対する際にこの2点をどれだけ認識し、重視しているでしょうか。
思考のプロセスの違いは出発点の違いであり、個々人の価値観の反映であるとすれば、その結果(outcome)だけを共有したところで出された結果(outcome)への深いコミットメントは望むべくもありません。

また、自分の考える「枠組み」は、他方で文字通り思い込みとなったり広がりを制約する枷(かせ)にもなります。自分の思い込みや枠を超えて思考の広がりを獲得するには他人の思考(起点・プロセス)を知ることが大いに役立ちます。対話をする過程で自分の言葉を探しながら思考を整理し、肯定され、否定され、相手の考えを探り、確かめ、自分の考えの足元を深堀りする。それは書物を読み込むのとは異なる広がりです。

以上から、思考の多様性を自分とグループに生かそうとするなら、課題に対する参加者が対話をする場に「最初から加わること」、すなわち「参画」することが重要となります。既にあるモノに加わる「参加」では限界があるのです。

まずは、主体的に「参画」すること。
幸せなキャリア形成は(組織に属する場合は)組織の成長とともにあります。チームで得る喜びやメンバー相互の信頼、達成感、自己肯定感etc.を自ら実感してみるのも良いものです。一歩踏み込めば踏み込んだだけ、一段階段を昇れば登った分だけ見えてくる景色は変わってきます。




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