巧言令色鮮仁(こうげんれいしょくすくなしじん)

先日、三重県の津に仕事で二泊しました。

法律を学んだ者であれば知らぬ者はいない津地鎮祭事件が起きた津市です。

ホテルから眺める津は、広々とした海と小高い丘のような山がある、とても穏やかな街でした。

  

 

ホテルで、遠い昔、懸命に勉強していた時期を思い出しました。

当時、いくつかの有名な憲法判例が出されました。そこで、伊藤正己最高裁判事のことを思い出し、書いたのが、先日多くの媒体から配信頂いたこの記事「有給休暇の取得を邪魔するモノは、みんなの心の中にある」yahoo!ニュースです。

 

君子和而不同

小人同而不和

 

教養(徳)の高いものは協調するが同調はしない

教養(徳)の低いものは同調するが協調はしない

 

この中から和而不同をとって、伊藤正己最高裁判事は座右の銘とされていました。

 

人間の本質を見抜いた言葉は、経年劣化せずにいつまでも残ります。

 

同じ論語から、

 

巧言令色鮮仁 (こうげんれいしょくすくなしじん)

 

口先だけのお世辞を言い、媚びへつらう者には人間として大切なもの・仁がないものだ。

 

私の周りには何人かこういう人間が居ましたが、彼らを見るたびにこの言葉を心の中で呟いていました。

 

どこ(誰)を見て、何を成し遂げようとするのか。

生きることの美しさをどう捉えるのか。

「私」というかけがえのない存在に価値をおけない人間に、他人を尊重することができるのか。

 

この言葉は、多くの示唆を与えてくれます。

 

 

移動の新幹線や出張先のホテルで仕事をしたり本を読んだりしながら、もの思いにふける時間がこれから増えることになります。

人生の中で久しぶりに訪れる思索の時期なのかもしれません。もちろん、実績を作りながらですが。

 

出来うる限り、その思索の過程や結果を残していくつもりです。

 

後閑徹

 

 

 


 

 

 

 

 

 


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