映画ドリーム(原題:Hidden Figures)/ 自尊心

先日、映画ドリームを観てきました。

1960年代、黒人差別に異議を唱える公民権運動が盛んになる中、偏見と差別を受けながらも、NASAにおいてマーキュリー計画(米国の有人宇宙飛行計画)を支え、その後も大きな功績を挙げた三人の黒人女性(その背後にもいた大勢の黒人女性たち)の実話を元にした映画です。

原題はHidden Figures(隠された人々)。

 

 

 

 

映画は、複雑な現実をシンプルに提示します。

 

その中に、私は、黒人であることで差別され、女性であること故の(同じ黒人の男性からも)偏見に晒されながらも、誇り(自尊心)をもち、自分の才能と努力を信じて着実に前進していく力強さと勇気をみました。

 

また、ケビン・コスナー演じるマーキュリー計画を成功させることだけしか頭にない本部長が、能力のみを考え、それまでの差別的慣習を破棄していく様に、厳しく真理を探究しようとする姿勢の可能性をみました。地球軌道を周回する任務を負った若き宇宙飛行士グレンもまた、黒人女性への偏見がないように描かれているのは、きっと偶然ではないでしょう。

 

自らの能力を信じ、物事の本質を真に探究しようとする者は、肌の色や性による差別意識・偏見に捉われる可能性は極めて小さいように思います。

 

映画の中で、白人女性が言った、「わかって欲しいんだけど、私は偏見はもっていないつもりよ」という言葉に、NASAで管理職をめざす黒人女性ドロシーが、「わかっていますよ、あなたが偏見に気づいていないことは」と返す言葉は、特定の性・宗教・国籍や民族等を差別し、彼我の区別において自己確認を強化しようとする風潮のある現代において、多くの人々がかみしめるべき言葉と思います。

 

 

映画:ドリーム(Hidden Figures)公式サイト

 

 人材・組織開発コンサルタント/研修講師:後閑徹

 

 

 

ちなみに、年末、何度もひとりでCDを聴く第9とバレエの映画、こちらも見る予定です。

映画ダンシング・ベートーベン公式サイト

 

 

 

 

 

 

映画館で観た映画

 


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