3.11 / 青い空

ひどい風邪を引きました。

佐賀で、堺で仕事をした際も、怪しい体調を誤魔化しつつ何とか切り抜けてきたものが一度に溢れてきたような、久しぶりにひどい風邪でした。大袈裟ですが、暗いこと、悪いことばかりが頭に浮かぶ5日間でした。


震災後1年を経過し、やっとまとまった休みがとれた3月末に、ボランティアに行きました。翌年にも、もう一度。

ヒロイックに自己陶酔するでもなく、当然のように泥を掻き出し、瓦礫を運ぶボランティアの皆さんの姿は、何も変わりませんでした。自己完結する姿には、どんな毀誉褒貶も関係ありません。集積地にあるゴミの山が、前年よりも目を瞠るほど大きくなっていたのが印象的でした。

 

選択するとは、同時に何か捨てることを意味します。そうやって前進しなければならない被災地は、そこに住む人々は、それぞれに大きな痛みを抱えていることでしょう。それぞれの選択、決断に心を寄せる3月11日です。

 

来年度はボランティアとは別の形で、被災した自治体に関わる機会を頂きました。私にどのような貢献ができるか、考えを深めて臨みます。

 

 

青い空

 

後閑徹

 


2016.12.31  ご挨拶

2016年も最後の一日となりました。

 

今年は、蟾埓マネジメント研究所様から多くの執筆、研修、コンサルティングのお仕事を頂いた一年でした。

多くの自治体組織の問題に触れ、組織であるメリット(統合効果や相乗効果)を発揮するために如何なる仕組みが必要か、を考えました。

 

年末年始も、インターバル課題のフォローや新規のカリキュラムと企画書、パワーポイントの作成に追われていますが、これは嬉しい忙しさ。


新たな活躍の場を与えて頂けたことを、そして、これからの活躍への実績を積み重ねられたことを、たいへん嬉しく、有難く思います。


多くの方々との交流のみでなく、上手くいかないことをも成長の糧に変えるよう心掛けながら、また新たな一年、新たなチャレンジをしていきます。

 

2017年が皆様にとりましても、意義深いものとなりますように。

感謝と共に。

良い年をお迎えください。

 

Peace!

 

後閑徹

 

2017年1月1日より、蟾埓マネジメント研究所HPにおいて、月一回の予定でコラムを担当します。

 

 

 


 


巧言令色鮮仁(こうげんれいしょくすくなしじん)

先日、三重県の津に仕事で二泊しました。

法律を学んだ者であれば知らぬ者はいない津地鎮祭事件が起きた津市です。

ホテルから眺める津は、広々とした海と小高い丘のような山がある、とても穏やかな街でした。

  

 

ホテルで、遠い昔、懸命に勉強していた時期を思い出しました。

当時、いくつかの有名な憲法判例が出されました。そこで、伊藤正己最高裁判事のことを思い出し、書いたのが、先日多くの媒体から配信頂いたこの記事「有給休暇の取得を邪魔するモノは、みんなの心の中にある」yahoo!ニュースです。

 

君子和而不同

小人同而不和

 

教養(徳)の高いものは協調するが同調はしない

教養(徳)の低いものは同調するが協調はしない

 

この中から和而不同をとって、伊藤正己最高裁判事は座右の銘とされていました。

 

人間の本質を見抜いた言葉は、経年劣化せずにいつまでも残ります。

 

同じ論語から、

 

巧言令色鮮仁 (こうげんれいしょくすくなしじん)

 

口先だけのお世辞を言い、媚びへつらう者には人間として大切なもの・仁がないものだ。

 

私の周りには何人かこういう人間が居ましたが、彼らを見るたびにこの言葉を心の中で呟いていました。

 

どこ(誰)を見て、何を成し遂げようとするのか。

生きることの美しさをどう捉えるのか。

「私」というかけがえのない存在に価値をおけない人間に、他人を尊重することができるのか。

 

この言葉は、多くの示唆を与えてくれます。

 

 

移動の新幹線や出張先のホテルで仕事をしたり本を読んだりしながら、もの思いにふける時間がこれから増えることになります。

人生の中で久しぶりに訪れる思索の時期なのかもしれません。もちろん、実績を作りながらですが。

 

出来うる限り、その思索の過程や結果を残していくつもりです。

 

後閑徹

 

 

 


 

 

 

 

 

 


知識の宝庫 / 知の統合

 


 

 

今年より仕事を頂いている会社のベテラン・コンサルに、「弊社の知の宝庫です」と紹介されている。

最初、聞いたときは、(謙遜を抜きにして、また、話半分と聞いたとしても)驚いた。

 

ただ、言われてみれば、経営(学)オンリーの世界に居る方にとっては、社会学や行政学・政治学・法律学の知識や概念を時に援用する私の発言には多少の驚きはあるのかもしれない。その村(学問)にはその村の「方言」や「しきたり」があって、特に深く専門性を探求してきた人間は、そうそう越境はしないのかもしれない。

 

越境はしないかもしれないが、同時に、知の探究を怠らない人間であれば、その知はきっと他の学問と重なっていくだろう。あたかも別の泉が同じ地下水脈で通じるように。

別の学からの概念を提示し、経営とは別の視点から意見を言ったり、説明したりしても理解してくれている(であろう)そのベテラン・コンサルもまた、きっと深い知の穴を掘って、真理にたどり着こうと努力されてきたに違いない。

 

しかし、私から言わせれば、「知の宝庫」は必ずしもほめ言葉ではない。

 

人工知能の発達を待つまでもなく、インターネットという巨大なエンサイクロペディアをもった現代にあっては、「知」をもつこと自体の価値は今後も下降する一方だろう。要は、どこでもつながるデジタルデバイスをもって、ひとこと呟けば一応の知識は手に入る時代だ。「知の宝庫」ではなく、「知の連携・統合」こそが求められる時代になりつつある。

 

実際、先にあげた「学」を学生に教えていたとき、皿の上のパスタのように、ぐちゃぐちゃに混ざりながらも関連する学問同士のつながりがはっきりと見えたときは、ある種の陶酔感を感じた。有機的な知の結合。

 

しかし、その「知のパスタ」で食いつなぐことはできない。変化の激しい現代は、(その変化に対応しようとする社会を相手にするならば)常に自己変革が求められる時代でもある。それは知についてもいえることのはず。

 

逆説的だが、「不安定であることこそが安定的である」時代なのだ。

 

そのためにも、私は今まで以上に深く掘り下げて考え、広く知を求め、統合していかなければならない。

 

「まだまだ学ぶ必要がある」という言葉は、自信がないからいう言葉ではない。薄っぺらな謙遜から出る言葉でもない。

それは、今の時代と切り結ぼうとする人間が吐く言葉に他ならない。

 

後閑徹


自治体マネジメント / 女子大でのセミナー

長らく記事を書けませんでしたので、近況を報告させて頂きます。

1月の働く女性のためのキャリアセミナー、2月のNPOでの「ママ&パパ’sカフェ」を終えました。
1月末の段階で、蟾埓マネジメント研究所と自治体の課題を専門に扱うコンサルタント&研修講師として契約を結び、基幹講座である階層別マネジメント研修のテキストの加筆・修正・改訂作業(6章・約180頁)の仕事を請け負い、土日毎にベテランコンサルタント2名とともに話し、書き直し、校正し、と作業を進めてきました。

民間ベースとのマネジメントの考え方と自治体に即したマネジメントでは異なる点も多く、たくさんの知識を吸収させて頂きました。対比することで、両者の理解がより深まったように思いますし、行政学・社会学等の知識やもちろん経営の知識、自分のマネジメント経験も反映させることが(微力ながら)出来ているように思います。
1章ごとの締め切りが短く、完全徹夜して原稿を書き上げるようなこともしてきたこの数か月ですが、わくわくするような学びが続くことをとても嬉しく思うこの頃です。

右肩下がりの時代の自治体においてマネジメント概念の定着を図り、政策形成のお手伝い等諸々をできることは、地域・住民への貢献につながる大変やりがいのある仕事だと思っています。頑張ります。


また、神奈川県内にある某女子大より、女性のキャリアに関するセミナーのお仕事も頂きました。2日間6時間で、インターバルの課題も出す予定です。教材は、慶応ビジネススクールのビジネスケースを使用します。少し難しい点もあると思いますが、知識面はこちらで補いながら、就職だけではなく、キャリアを考える機会をたくさん与えたいと思います。

今後、自治体からの仕事は、全て行政マネジメント研究所を通して、それ以外の仕事は今まで通りRedsign Academiaにてお受けします。

独立・起業2年目にしてやっと軌道に乗りつつあるように思います。

自分の能力を常に向上させるよう懸命に学び、考えながら、少しでも課題解決に貢献できるよう頑張って参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

後閑徹








 

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